マドンナ 職場で笑う彼の横顔が好きだった…。いつからだろう、彼と関係を持ったのは…。周りは今でも私たちをただの上司と部下と思い込んでいる。それでいい、それがずっと続いてくれれば、私も滝本さんも幸せでいられる。誰にも言えず、誰からも永遠に受け入れられることのない『W不倫』夫とのすれ違いの生活、愛情がなんなのかもわからず、自分が女である事さえもわからなくなった。そんな私を救ってくれたのが彼だった。彼も同じだった。仕事の相談をしているつもりだった。それがいつしか互いの家庭の話を聞くようになり、共感するようになり、支え合うようになった。心の支えができて嬉しかった。気を許せる人が毎日職場に居て会えるのだから…。充実した日々が続いた。でも、人は残酷だ。安らぎだけでは満たされなくなった。彼は私に欲望を抱くようになり、私も彼を欲するようになった。それからは早かった…。初めは躊躇った夫への嘘も、自然とつけるようになっていった。彼と愛し合いたい、SEXがしたい、それができるなら、時間も無理やり作った。心のどこかで、夫への罪悪感、彼の家庭の事なども考えていただろう…。でも彼と密会し、キスをすると全てがどうでも良くなってしまう。私に対して大きく反応した彼のアレを見てどうでも良くなってしまう。彼の肉棒に頬ずりをし、唾液がこぼれ落ちるほど口いっぱいに包み込んで、余計に膨張したソレを私のよだれを垂らしたアソコに挿入される。その強く激しい刺激が私の頭の中を全て彼の色に染めていった。それなのに…変化は突然訪れました。彼の転勤。こんな時、不倫相手の私では何もできない。ただ、受け止めるしかない。そして、別れを覚悟したのです―。それからは地獄。彼の笑顔も声も全てを拒否しなければならないのだから…。でも彼は拒否をすればするほど、私を求めてくる。別れの期日は迫っている。それなのに…彼に無理やり求められるSEXは本能的で今まで感じたことがないくらい‘気持ちいい’別れたいのに、別れなければいけないのに―。